創業から今年で30年を迎えるホテルメッツ。最後にこれからについて尋ねると、「これまで同様、お客様の声をしっかり聞いて、変えるべきもの、変えないものを精査していきたいですね」と堀田氏は背筋を伸ばした。
それでも「駅近を知ってもらえれば十分」
しかし、ゲストに対して伝えたいことを聞くと、「とにかく、ホテルメッツは駅近というところがわかってもらえたらいいです」と控えめな答えが返ってきた。
目に見えにくい快適を最重要視するホテルメッツの姿勢。「清潔感があった」というクチコミは、それが氷山の一角として表出したものだった。そして、それらの根底にあるのは、安心安全だ。
ホテルメッツに寄せられる声には、「なんだか居心地が良くて、また使いたいと思った」「何も不満を感じない、いいホテルだった」といった声も多い。消極的な褒め言葉だが、それこそが快適に過ごせた証拠ではないだろうか。
![田んぼをイメージしたスクエア枠がさりげなく取り入れられた『JR東日本ホテルメッツ五反田』のプレミアムツイン](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/d/0/570/img_d0939d952fc0325840197f921a558214231379.jpg)
田んぼをイメージしたスクエア枠がさりげなく取り入れられた『JR東日本ホテルメッツ五反田』のプレミアムツイン(写真:ホテルメッツ提供)
取材の最後に堀田氏は「ホテルメッツのブランドコンセプトについて、表立ってお話しする機会がなかったのでうれしかった。ありがとうございます」と謝辞を述べた。この謙虚な言葉に、ホテルメッツの見えざる魅力が凝縮されている。
![『JR東日本ホテルメッツ武蔵境』客室からのトレインビュー](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/0/3/570/img_038db1485b3239115621b13b2c309171262671.jpg)
『JR東日本ホテルメッツ武蔵境』客室からのトレインビュー(写真:ホテルメッツ提供)
トピックボードAD
有料会員限定記事
ビジネスの人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら