投資初心者の9割が陥る「高配当株」選びの5失敗 優良企業でも「なんとなく買う」と損することも
ただし、さほど業績が変わっていないのに借り入れが増えている場合、事業が苦しい可能性もありますので注意が必要です。
その有利子負債が本業の収益の何年分に相当するか見るのが「有利子負債倍率」です。
有利子負債倍率は次のような計算式になります。
有利子負債倍率=(有利子負債-現預金)÷(営業利益+減価償却費)
この指標は借金の返済能力を表しており、倍率が低いほど返済能力があり余裕があるということです。
業種によって違いますが、個人的にはこの有利子負債倍率は1倍未満が望ましいです。もし今すぐ借金を全額返さなくてはいけなくなっても、理論上は手元資金の方が多ければ返済能力があると言えるからです。
利回りの高さだけで投資判断をしない
配当利回りが異常に高い場合も注意が必要です。配当利回りの計算は次の通りです。
配当利回り(%)=配当金額÷株価×100
配当利回りが高くなるためには、配当金が上がる、または株価が下がるのいずれかのパターンになるのですが、「株価が大きく下げて利回りが急上昇」している場合は注意が必要です。
高配当株のランキングを見ていると、上位には利回り10%を超えるような銘柄もあったりしますが、その銘柄の株価チャートを見てみてください。
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