あなたが誰かに話しかけたいと感じるとき、それはどんなときでしょうか。
その人があなたの話をちゃんと聴いてくれるからではないですか? 話を聴いてもくれない人に、わざわざ話しかけたくないですよね。
リーダーも同じです。メンバーが「このリーダーなら、私の話をちゃんと聴いてくれる」と感じるからこそ、話しかけたくなるのです。
メンバーの話を「聴く」
ビジネスコミュニケーションの本などにも、ビジネスを円滑に進めるためのノウハウとして、よく「傾聴」という言葉が取り上げられています。
「人の話を聴く」というのは、コミュニケーションの基本です。
リーダーは、メンバーの話をただ聞くだけではなく、メンバーが気持ちよく話し続けられるように、「あなたに関心がありますよ。話を聴いていますよ」と感じてもらえるようなリアクションをする必要があります。
ですから、メンバーが十分話してすっきりしたと感じるまで、うなづいたりあいづちを打ったりします。
「話を聴いてもらえた」と感じられた経験は、メンバーの表情や態度に表れます。
表情や態度が明るく、生き生きしたり、「話を聴いてもらえてよかったです」「次の報告ができるのが楽しみになりました」といった感想を口にするようにもなります。
メンバーの話を聴くときの表情は、先にも述べた通り、もちろん笑顔です。笑顔がメンバーに安心感を与えてくれます。
それから、メンバーの話を否定するような態度や言葉は出しません。
その点も、先に述べた「ネガティブな言葉を口にしない、ダメ出しをしない」というのと同様です。
メンバーが「この人なら私の話を受け止めてくれる、気持ちよく話すことができる」と思って安心できるように、上下関係を感じさせないフラットな態度を心がけます。
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