慕われるリーダーを目指すなら「表情筋を鍛えよ」 部下から「嫌われた」上司が実践したこととは?

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あなたが誰かに話しかけたいと感じるとき、それはどんなときでしょうか。

その人があなたの話をちゃんと聴いてくれるからではないですか? 話を聴いてもくれない人に、わざわざ話しかけたくないですよね。

リーダーも同じです。メンバーが「このリーダーなら、私の話をちゃんと聴いてくれる」と感じるからこそ、話しかけたくなるのです。

メンバーの話を「聴く」

ビジネスコミュニケーションの本などにも、ビジネスを円滑に進めるためのノウハウとして、よく「傾聴」という言葉が取り上げられています。

「人の話を聴く」というのは、コミュニケーションの基本です。

リーダーは、メンバーの話をただ聞くだけではなく、メンバーが気持ちよく話し続けられるように、「あなたに関心がありますよ。話を聴いていますよ」と感じてもらえるようなリアクションをする必要があります。

ですから、メンバーが十分話してすっきりしたと感じるまで、うなづいたりあいづちを打ったりします。

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「話を聴いてもらえた」と感じられた経験は、メンバーの表情や態度に表れます。

表情や態度が明るく、生き生きしたり、「話を聴いてもらえてよかったです」「次の報告ができるのが楽しみになりました」といった感想を口にするようにもなります。

メンバーの話を聴くときの表情は、先にも述べた通り、もちろん笑顔です。笑顔がメンバーに安心感を与えてくれます。

それから、メンバーの話を否定するような態度や言葉は出しません。

その点も、先に述べた「ネガティブな言葉を口にしない、ダメ出しをしない」というのと同様です。

メンバーが「この人なら私の話を受け止めてくれる、気持ちよく話すことができる」と思って安心できるように、上下関係を感じさせないフラットな態度を心がけます。

園部 浩司 人材育成・組織風土改革コンサルタント/研修講師/プロファシリテーター

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そのべ こうじ / Koji Sonobe

新卒で入社した会社でマネージャーに昇格した際、プロジェクトメンバーとの 関係悪化を経験。これを機に試行錯誤を繰り返し、「メンバーの育成」と「成果」の2軸にフォーカスするチームマネジメントを実施。300名在籍の組織変革プロジェクトリーダーをつとめ、1年間で約2億円の営業利益の改善に導く。2016年に独立し、人材育成や組織改革、風土改革のコンサルティングを行う「園部牧場」を設立。ベンチャーから大手企業までのチームプロジェクトを仕切るほか、年間2500人以上のチームリーダーやファシリテーターの育成に携わる。指導した人数は、延べ2万人を超える。

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