「時間がないと悩む人」は単純なコツを知らない どういう時間を過ごしているかまずは「見える化」

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(出所)『このプリン、いま食べるか?ガマンするか?』より

こうやって時間のポートフォリオを円グラフにすると、自分がどういう時間を過ごしているかが「見える化」します。見える化って、大切です。自分が思っていることと現実は、乖離することがよくあるからです。

体重計に毎日乗っていると、体重の増減が見える化し、自分の体重を正確に把握できるのですが、体重計に乗らないでいると、思っているよりも体重が増えていたなんてことがありえます。

バイアスがかかり、「太っていないはず」「このくらいならば体重に変化はないはず」という自分の願望が、事実をゆがめるからです。

同じように、なんとなく時間を過ごしていると、「役割の時間」や「浪費の時間」にどのくらいとられているかがあいまいです。なので、時間のポートフォリオをつくって、自分の理想と現実のギャップを知る必要があるのです。

理想の時間配分を把握する

このプリン、いま食べるか? ガマンするか? 一生役立つ時間の法則
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では次に、自分の理想の時間のポートフォリオも書いてみてください。「幸せの時間」が多い人生を歩みたい。成長するために「投資の時間」をしっかりとりたい。そんな思いがあれば、「幸福の時間」も「投資の時間」も多めのこんなポートフォリオになるかもしれません。

理想の時間配分がわかれば、あとは現実とのギャップをどう埋めていくかを考えていくだけです。理想のポートフォリオが見える化すれば、意識がそちらに向きやすくなり、結果的に行動も理想に近づいていってくれるはずです。

時間のポートフォリオを書き、自分の時間配分を見える化させてください。

柿内 尚文 編集者

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かきうち たかふみ / Takafumi Kakiuchi

1968年生まれ。東京都出身。慶應義塾大学文学部卒業。読売広告社を経て出版業界に転職。現在、株式会社アスコム取締役。長年、雑誌と書籍の編集に携わり、これまで企画した本の累計発行部数は1000万部以上、10万部を超えるベストセラーは50冊以上に及ぶ。特に実用書のジャンルで数々のヒットを生み出している。現在は本の編集だけでなく、編集という手法を活用した企業のマーケティングや事業構築、商品開発のサポート、セミナーや講演など多岐にわたり活動。著書に『パン屋ではおにぎりを売れ』『バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則』(かんき出版)がある。

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