今回の記事では、そんな多くの方と関わってきた中で、このような受け答えをしていると上司・先輩から「本当に理解しているのか……」「この新人は大丈夫だろうか……」など、相手に不信感を与える「受け答え」をいくつか紹介します。
【NG①】相手の話をただ繰り返す
まず、ご紹介したいのは相手の発言を繰り返すことです。
コミュニケーションの書籍などを読むと相手の言ったことを繰り返すことは、相手の気持ちに寄り添うための定石とされています。
ただ、これには明確に落とし穴があります。
相手の短い発言を繰り返すことには、効果はあると思います。
ただ、そこそこの長文の場合、咀嚼せずに、ただただ繰り返すと、相手からは「なぜ、自分の言ったことをもう一度聞く必要があるの?」と疑問が湧きます。
具体的な事例をご紹介すると、
Aさん:今日は、〇〇をお願いしようと思います。その後に、□□に取り組んでほしいです。ただ、〇〇は難易度が高いのでいつでも質問してくださいね。
新人Bさん:今日は、〇〇をやりますね。その後に、□□に取り組むんですね。〇〇は難易度が高いので質問します。
このような、そこそこ長い文をほとんど同じ内容でボイスレコーダーのように繰り返す方がいらっしゃいます。
ぜひ、要点だけを繰り返すようにしましょう。
繰り返しでもう一つご紹介しておきたいのが、自分なりに要点をまとめるのはとても良いのですが、なぜかビジネス用語の横文字を多用したがる方がいらっしゃいます。
例えば、よく聞く言葉として「コミット」「アジャイル」「エビデンス」「ローンチ」など、インターン先で使っていた言葉なのか、ビジネス憧れなのか……。
この言葉で、わざわざ伝えた日本語を英語にされると「本当に理解しているかな……」と疑問に思ってしまいます。
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