中国電池CATL、「超長寿命」の蓄電システムを開発 最大1万5000回の充放電可能、5年間は劣化なし

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CATLは、長寿命を求められる蓄電システム用電池の開発で最先端を走る。写真は「天恒」蓄電システムの発表会(同社がSNS公式アカウントで配信した動画より)

世界最大の電池メーカーである中国の寧徳時代新能源科技(CATL)は4月9日、リン酸鉄系リチウムイオン電池を用いた超長寿命の蓄電システムを開発したと発表した。

CATLが「天恒(ティエンハン)」と名付けた新型蓄電システムは20フィートコンテナに似た外観で、1ユニット当たり6.25MWh(メガワット時)の容量を持つ。

その最大の売り物は寿命の長さだ。CATLの実験データによれば、天恒蓄電システムに組み込まれる電池セルは最大1万5000回の充放電が可能であり、電池の劣化によるシステムの容量減少が5年間生じないという。

充放電回数が25%増加

蓄電システムは、風力や太陽光などの再生可能エネルギーで発電した電力を一時的に蓄える装置で、需要が急拡大している。

中国電力企業連合会のデータによれば、2023年に中国で新たに稼働した電池式の蓄電システムは過去最多の486カ所、総蓄電容量は36.81GWh(ギガワット時)に上った。

CATLは、1万2000回の充放電が可能なリン酸鉄系リチウムイオン電池を用いた蓄電システムをすでに生産している。天恒蓄電システムは、それを25%も上回る充放電回数を達成した。

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