コースの特性上、今回は体感できなかったが、トライトンには三菱の誇る「AYC」(Active Yaw Control)が備わる。AYCは同社のスポーツモデル「ランサーエボリューション」(筆者は元「エボⅥ」乗り)で培われた技術のひとつで、滑りやすいフラットな雪道や砂利道では、カーブ内側前輪にブレーキ制御を介入させ、自然なカーブ走行性能を発揮させる。
カスタム心をくすぐるアクセサリー群
豊富なアクセサリーが用意されている点もトライトンの魅力だ。ディーラーオプションでは上級グレードである「GSR」に準じた外装にできるキットが用意されていたり、荷室をキャビンと同じ高さとなるカバーで覆う「キャノピー」(税+工賃込で68万6400円)が用意されていたりする。
なお、トライトンの登録区分は1ナンバー(普通貨物自動車)。そのため初回車検は2年、2回目以降の車検は1年ごとになるが、働くクルマとしての基本性能と、本格的な悪路走破性能、そして遊び心あふれるアクセサリーの数々はやはり魅力的だ。
国内ではトヨタ「ハイラックス」が直接の競合車になる一方で、国内には導入されていないが、いすゞのピックアップトラック「D-MAX」もガチなライバル車だ。そのD-MAXのBEVが2024年3月に開催された「バンコク国際モーターショー」で世界初公開となった。2025年に欧州へ先行導入され、オーストラリアやタイなどへも展開されるという。
最後に以下の動画で4つの4WDモートや7つのドライブモードを中心に、その走行性能について詳しく紹介しているので、もし興味があれば併せてご覧いただきたい。
西村直人の「乗り物見聞録」
【 試乗 三菱 トライトン 4つの4WDモード 7つのドライブモード 富士山麓 オフロード&モーグル走行 】
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