雨の日や曇った日に体の節々が痛くなったり、季節の変わり目に体がダルくなった経験がある方は少なくないでしょう。近年、こうした症状を「気象病」と呼ぶようになりました。
新幹線や飛行機、船、高速道路を走行中の車などで酔いやすい方は、気象病になりやすいようです。スピードの速い乗り物やよく揺れる状態だと、通常生活とは気圧が違うので、耳の内側でリンパの流れの違いを察知して、脳に混乱を来し、頭痛やめまい、乗り物酔いを生じさせます。
気象病もその状態と類似しており、耳鳴りから始まって、うつやイライラ、めまい、偏頭痛、関節痛、古傷が痛むなどの症状が現れます。特に気圧が低い状態で「不定愁訴(ふていしゅうそ)」と呼ばれるこれらの症状が出るようです。症状によっては、「天気痛」と呼ばれます。
「気象病」を防ぐには?
梅雨時期は雨の日と晴れの日の落差が激しく、低気圧と高気圧を行ったり来たりするので、気象病が出やすい季節です。自律神経や交感神経など脳の神経物質にも影響が出るので、頭脳を使うビジネスパーソンはその影響を極力避けたいところですね。
乗り物酔いのメカニズムと似ているので、酔い止めの薬で症状が収まることもあるそうです。食事面では、自律神経など脳への影響を軽減すべく、鎮静作用、精神安定作用が期待できるものを摂っておくといいでしょう。
・メントール
・ビタミンC、E、B群
■めまい、うつ、イライラする
・カルシウム
・ショウガオール
・シニグリン
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