関心が高まる米国ハッカー対策企業、その人事、就職事情とは?

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シマンテックでは現役大学生を研修生として採用するし、新卒および中途の採用も行っている。大学院生に奨学金を支給するほか、シマンテックの研究所で働く機会も提供している。人材会社からの紹介は受け付けず、求職者が自社のサイトに直接応募する。求職者がオンラインで応募すると、シマンテックのリクルーターが応募者の送ったレジュメを見て、適性のある者に連絡する。面接に宿泊先が必要な場合は、無料電話かEメールで人事部のヘルプデスクに連絡すれば、用意してくれる。

大学院卒で入社したばかりの匿名希望の社員によれば、大学でシマンテックのリクルート部隊がアプローチしてきた。そこで、面接のスケジュールの予約を取った。面接前に電話で大学での専攻やなぜシマンテックに応募したのか、簡単な質問があったという。最初の面接は1対1で、「リクルーターは過去やってきた学部と大学院での業務に現職に関連するものがないか探していた」。

また、デザインの問題について、面接官と議論し、彼らの前でプレゼンテーションしたそうだ。「仕事上の哲学は何と聞かれたり、IQや知能テスト、性格テストもあった」。

コンピュータ・セキュリティの世界に身を置くリサは、約7年前にシマンテックに採用された。「社員教育が充実している」と言う。前述のようにサイトから応募する場合もあるが、一番多いのは知り合いからの「うちで働かないか」という勧誘だ。

シマンテックではないがセキュリティ関連のエンジニアのボブは以前一緒に仕事をしていた知り合いから声をかけられ、セキュリティ関連の仕事に就いたという。前述のジョッシュの場合は高卒後、米空軍に入り、そこでコンピュータ関連の訓練を受けた。約5年前から仲間に声をかけられて、金融機関のセキュリティ部門の部長になった。

いろいろ道はあるものの、電子工学の知識は必須。通常、学部や大学院の電子工学部卒か、博士課程を修了した人が多い。アプリケーションの主幹アナリストだと年収10万6000ドルから11万5000万ドルと聞く。

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