視力や認知機能低下より怖い交通事故になる要因 交通事故率を下げる簡単トレーニングを紹介

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高齢者ドライバー
交通事故率を下げる簡単トレーニングをご紹介(写真:mapo/PIXTA)
近年高齢者の交通事故が注目されていますが、実は交通事故の発生には視力や認知機能とも異なる“ある指標”が関係しているのです。
世界で唯一<科学的効果>が証明された認知症予防法「脳知覚トレーニング」を紹介する『1日3分見るだけで認知症が予防できるドリル』の著者であり眼科医の平松類先生に、詳しく話を聞きました。

海外と日本では視力の基準が違う

運転免許の更新に行くときに視力検査を受けます。普通免許であれば視力が矯正視力で0.7以上両眼であればいいです。正確にはそれぞれの目が視力0.3以上で両眼視力が0.7以上となります。もし片方の目が0.3以下の場合はもう片方の視野が150度以上あって見えていれば運転免許の取得が可能です。

これだけ数値がでているので、この視力の基準にはさも科学的な証明がされているのだろうと思われがちですが、そうでもありません。その証拠に視力が0.7というのが日本ですが海外では違います。国によってさまざまですがヨーロッパやアメリカでは視力が0.5以上あればよいという国が多いです。

ではヨーロッパのほうに行けば事故が増えるのかというとそうでもありません。視力が0.5と0.7となればだいぶ違いますがなぜそれでも事故率は変わらないのでしょうか?

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