専門家に聞く、自宅でできる「姿勢改善の方法」 姿勢が悪い人が抱える「恐ろしいリスク」とは

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最後に「お尻歩き」です。歩くときに必要な抗重力筋、腹筋群、腸腰筋、大殿筋を鍛えるトレーニングです。今回紹介するトレーニングのなかでは、一番大変かもしれません。無理をせず、できる範囲でトライしてみてください。

「お尻歩き」トレーニング法
(画像:『こうして、人は老いていく』より)

前後8歩をずつを1セットで、1日2~3セット行ってください。

無理をしないことが大切

回数はあくまでも目安と考え、「ちょっとこれは大変だな」「続きそうにないな」と感じたら、回数は減らしていただいて構いません。

『こうして、人は老いていく 衰えていく体との上手なつきあい方』書影
『こうして、人は老いていく 衰えていく体との上手なつきあい方』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

その後、慣れてきたら、徐々に回数を増やしていきましょう。週にどれだけやればいいのかも同じです。毎日取り組んでいただくことがよいのはもちろんですが、忙しかったり体調が悪かったりして、難しいときもあるでしょう。

「毎日、絶対やるんだ!」と意気込んでいると、いざできなかったときに「毎日やらなかったから、効果はでない」「どうせ効果がないなら、もうやらなくてもいいか」という思考回路に陥りがちです。最低1日おきの取り組みでも大丈夫です。たとえ忘れた日があったとしても、「今日は忘れたけど、明日からまた頑張ろう」という気持ちで取り組んでください。姿勢が悪いのは、長年のクセでもあり、すぐによくなるわけではありません。

継続していくことが大切です。無理のない範囲で、続けていくことが、未来のリスクを減らすことにつながります。

上村 理絵 理学療法士、リタポンテ取締役

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かみむら りえ / Rie Kamimura

1974年生まれ。中京女子大学(現・至学館大学)卒業後、関西女子医療技術専門学校理学療法学科(現・関西福祉科学大学)を経て、理学療法士として活動。「理学療法士によるリハビリテーション」「日本で初めて介護保険分野で受けられるサービス」を世に誕生させた誠和医科学(現・ポシブル医科学株式会社)の創業を支援。およそ10年間で、のべ16 万人に生活期のリハビリを提供し、そのビジネスモデルの骨格を現場で作り上げてきた。同社退任後、リタポンテ株式会社の立ち上げに参画。理学療法士の立場から、「高齢者に本当に大切なリハビリ」を提供している。

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