「部下や同僚と疎遠に」定年迎える彼が抱く不安 仕事を離れても付き合いたい人を考える必要

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一個人としての人生を歩んでいく今後は、無理した人間関係の維持や、数を増やすことに意味はないでしょう。

少人数でもいいから、本当に信頼し合える友人がいること。何でも語り合える、相談できるヒトがいること。そのほうが、何人知り合いがいるかよりも大切です。

ようは人間関係の人数ではなく、人間関係の質が大切なのです。

ですから、仮に定年後に今までの人間関係の中から疎遠になるヒトが出てきても、それは仕方がないことなのです。

自分がよかれと仮に思ったとしても、相手が自分を本当にどう考えているかはまた別問題ですから、あくまでも双方の気が合った場合のみ関係は維持される、くらいに考えていたほうが気も楽なハズです。

今までの人生は付き合う人数を増やすフェーズであったかもしれませんが、今後は(言い方は極端ですが)断捨離して、仕事や組織ベースから、本当の意味で個人ベースでの付き合いを開始するフェーズなのかもしれません。

そのような前提で、誰とどんな付き合い方をするべきかを考えたほうがよいでしょう。

自分の時間をどう使うかを自分で決める必要

時間の使い方も同様です。

KMさんは粛々と仕事をしてきた、ということですから、会社勤めをしていると、「やらなければいけないこと」が少なくとも平日はほぼ強制的にあるハズですし、上司や周りが方向性や、やるべきことを考えてくれているハズです。

しかし今後は、そのやるべきことやカリキュラムをご自身で考える必要があります。

そしてその際は、本当に自分がやりたいことは何か、自分自身を理解していることが大切なのです。

誰かがそういったことを教えてくれるわけでもありませんし、周りの真似をしたところで本当の満足は得られないでしょう。

自分は何がしたいのか、どんなことに時間を使いたいか。

ボランティアでも家事でも趣味でも何でもよいのですが、無理なく継続できる何かをいろいろと考え、挑戦し、探求するとよいでしょう。

なおその際には、先に述べた今後の人間関係を考えると、複数人でやることを前提とするよりも、自分1人でもできることを、どれだけ多く持てるかが大切だったりします。

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