「定年後のキャリア」カギ握るのはゆるいつながり 「リスキング」よりもやりやすい種のまき方
70%強の人が「定年後も働きたい」
「もう働きたくない」「仕事はお腹いっぱい」。60歳の定年後はゆっくりしたい人を決して否定はしません。しかし、前回の記事をお読み頂き、寄せられたコメントの中には「ゆっくりするのも飽きてきた」という「過定年」の感想もありました。
こんなデータもあります。朝日新聞「Reライフプロジェクト」が、2022年3月に読者会議メンバーを対象に行ったアンケート(2022年5月20日付朝日新聞Reライフ.net)で「何歳まで働きたいですか?」という質問に対し、「働き続けられればいつまでも働きたい」(29.4%)が最も多く、「70歳まで」(23.2%)、「65歳まで」(20.7%)と、年金制度の区切りとなる年齢が続きました。
この数字を合算すると、70%強の人が「60歳定年以降も働きたい」と考えていることになります。平均寿命も健康寿命も伸びて、定年が55歳だったひと昔と比べて、まだまだ体力に自信がある人が増えていることの現れでしょう。


















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