界面活性剤、つまり洗剤は親水性の部分と疎水性の部分を併せ持つ。水に溶かすと親水性の部分は水に入り、疎水性の部分は油汚れにつく。その結果、油汚れは洗剤分子で包まれるようにして取り除かれる。うち酸化漂白剤には塩素を使っているものが多いため、塩酸を含んだトイレ用洗剤などと一緒に使うと化学反応が生じ塩素ガスが発生する。これは命にかかわることもあり危険だ。
普段の生活になにげなくかかわっている化学反応は、有益だが危険な側面もある。接着剤や使い捨てカイロといった身近なものからメタンハイドレート、水素燃料電池まで、さまざまな化学反応の仕組みを、図を交えてわかりやすく解説する。
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