就活の難関「集団選考」取り返せないやりがちNG例 コロナ禍の収束で集団選考が重視される傾向に
印象に残っている「高評価だった8人」
リクルーターや人事部長として新卒採用に携わった際、筆者が高評価をつけた中で、特に印象に残っている人(タイプ)を紹介します(企業や採用担当者によって違いはあります)。
進路を決める大事な選考の場ですが、力みすぎて自分のPRだけに夢中になってしまい、他を顧みない人が多いのが実情です。
・反対意見でも否定せず妥協点を探る
・「●●さんのアイデアは良いですね、皆さんはどうですか?」と、周りに働きかける。
こうしたチームワーク力を発揮できる人は、もちろん高評価です。
自己主張が苦手な人が多い中、問われている主旨と少々ズレていたとしても、堂々と自分の意見を発言できた人は、やはり好印象でした。
他が平凡なことを言って追随する中で、発表したアイデアに業界・企業研究の成果が詰まっていて他の追随を許さない人。寡黙で口数は少なくても、高評価をつけました。
議論中はあまりパッとしなかったのですが、最後の最後で発表者に立候補して、限られた時間の中で、グループでまとまった内容を的確に発表できた人が、高評価となりました。
なお、「大半はこういう意見でしたが、私は少し違うと思いました」と、私見を入れる人が散見されます。これは「自分のためなら平気で他を出し抜く自己中人間」として非常にマイナス印象です。やったが最後、そもそも「最後のまとめ」なので挽回不能。絶対にやめましょう。
司会役でなくても、発言できていない人を気にかけ、「この点、●●さんはどう思いますか?」といった発言ができる人も高評価でした。
他の人が話している時、しっかりうなずく、合いの手を打つなど、傾聴姿勢が他と比べて段違いな人は、同僚の採用担当者も高く評価しました。
その人の発言自体はさほど優れたものではなかったのですが、こうした言動も高評価になることがあります。
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