介護士が伝授、介護施設「ハズレを避ける」納得の技 "オムツ交換は定時のみ"という劣悪な施設も
建物が新しいか古いかといった部分だけでは判断しないほうがいいかもしれません。建物は古くてもキレイにしている施設は好感が持てます。
建物に入ってすぐ、嫌な臭いがするようなところはどんなに建物が立派でも、大丈夫かなと疑ってみてもいい気はします。ぼくのようにキャリアが長くなっていると、他の施設に行ったときにも、エレベーターで入居者のいるフロアに降りた瞬間に感じるものがあります。
「明るい感じがするな」「雰囲気が暗いな」といった単純なことですが、一般の人でも何かしら感じることがあるのではないかと思います。直感や第一印象はそれなりに大切にしてもいいのではないでしょうか。
施設内には、入居者が書いた習字などが張りだされていることも多いのですが、そうした掲示物がどこに張られているかも気をつけて見てみてください。
入居者には車椅子を利用する人が多いので、車椅子の目線に合わせて、低いところに張られているなら、入居者のことをよく考えている施設だと考えられます。
掲示物が破けていたとき、補修しているか、そのままにしているか、といった部分でも気配りができているかがわかります。
パンフレットを見ただけでは実態はわからない
職員の数も気になるところなのでしょうが、昼間であれば、どこの施設でもそれなりのスタッフがいるものです。9時から17時の時間帯で働きたいパートさんが多いからです。
知っておいたほうがいいのは、朝夕の食事の際にパートさんなどがいるかどうかです。一番忙しい時間帯の人数体制が整っているのかを聞いてみるのがいいと思います。
食事が美味しいかどうかも入居者にとっては重要なことですが、好みに合うかどうかは実際に食べてみなければわかりません。
食事に限らず、職員の説明を聞いたり、パンフレットを見たりしただけでは判断しにくい要素はあります。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら