「ブランド品が大好きで銀座でたくさん買い物していたし、毎年ハワイ旅行に行っていました。あとは結婚式とかパーティーとか、何かあるたびにドレスや靴、バッグなどを新調していました」
仕事のストレスのはけ口を買い物に求める、買い物依存症のような状態だったそうだ。
そうした中で、私生活でも転機を迎える。学生時代から付き合っていた人と結婚をして、新居を購入していたが、別居することになり家を出た。その後、29歳で離婚。
「どちらかがゼロイチで悪いことはなくお互いの責任ですし原因はいろいろあるんですけど、彼はすごくモテる人で私の精神が不安定になる状態が続いていました。浮気しているかどうかは怪しいラインだったんですけど……。あと、学生の頃から長く一緒にいたのですが、環境が変わりお互いの価値観が変わってきたのも大きかったです」
貯金ゼロから一人暮らししていく。今までは世帯年収1000万超だったのが、1人で生活していくことになり、まずは真面目に家計簿を付け始めることから生活を見直していくことに。
資産形成はまず1000万円の壁を越えるところから
家計簿を付けたことで現実を直視し、節約貯金への意識が高まる。その後5年間で1000万円、その後の5年間で6000万円を貯め、10年間で7000万の貯蓄を達成した。
「最初の1000万を貯めるのが一番大変でした。元々かなりの浪費家なのでメンタル的にはゼロからというよりもマイナスからのスタートです。ものすごく自分が変わらないと無理なんですよね。でも、最初の1000万を貯めてからは、貯蓄が加速していく感じでした」
0から1000万円の壁をどう越えるか、これが最大のポイントだった。最終的に7000万貯めたが、一番重要だったのはこの最初の1000万だったという。ここを超えたら加速度的に資産が増えていくような感覚だったそうだ。
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