死んだアフリカ象の腸に潜った獣医が「見たもの」 体長7メートル、臓器もスケールが全然違った

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アフリカゾウ
獣医学部の先生と学生、動物園のスタッフ総勢十数名で行ったアフリカゾウの解体(写真:ニングル/PIXTA)
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みなさんは「獣医病理医」と聞いて、どのようなイメージを持たれるでしょうか。
獣医病理医の中村進一さんが専門にしているのは、動物の体から採ってきた細胞や組織を調べて、「病(やまい)」の「理(ことわり)」を究明すること。要は「なぜ病気になったのか、どうやって死んだのか」を調べることを生業としています。
そんな中村さんの著書『死んだ動物の体の中で起こっていたこと』(ブックマン社)から、動物の生と死をめぐるエピソードを3回に渡って紹介します。

アフリカゾウを解体しに行くぞ

「おい、アフリカゾウを解体しに行くぞ」

ぼくがまだ獣医学部の学生だった頃のことです。関東地方のサファリパークでアフリカゾウが亡くなったということで、当時大学に非常勤講師として来ていた動物園の獣医師に誘われて、同級生たちと現地に向かいました。

すでに転倒による四肢の損傷が死因だと診断がついており、病理解剖というよりは骨格標本を作製するための解体が主目的でした。

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