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NHK元記者が見た「カンボジア医療」超過酷な現実 国際医療NGO「ジャパンハート」の挑戦、驚く実態

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環境はもちろん、待遇面でもNHKにいる頃とは大きく変わった。

「ジャパンハート」は基本的にボランティアスタッフに支えられている団体であり、常駐のスタッフといえど、もらえる給料はわずかばかり

施設内の宿舎に寝泊まりしているとはいえ、収入が大きく減ったのは紛れもない事実だ。

それでも藤田さんが「今の仕事を続ける理由」はなんなのだろうか。

「死と向き合って伝える」ということ

「やっぱり亡くなってしまう子も多いので、常にどういう風に伝えたらいいのか悩んでいます。ただ、自分が取材をして動画などで伝えることには意義があるし、何よりも『喜んでもらえる』のがモチベーションですね。その子が生きていた証を残すっていうこともあります」

腎臓のがんと闘う女の子(3歳)。両方の腎臓の腫瘍摘出手術を受けた

NHKという大きな組織に所属していたからこそできていたことや受けた恩恵を離れたいまだからこそ、わかったことも多い。

「たとえばNHKにいた頃、周りはみんな記者で、チームとして同じ方向を向いていて、自然と大きな仕事に携わってたりしたんですが、今は自分から動かないと何も起きません。それに、『ジャパンハート』は寄付金がなければ活動できませんし、医療が最優先なので、どうやりくりするかを常に考えてます」

同じ記事を書くにしても、たとえばWEBの記事がNHKから発信されるものであれば簡単に何十万というページビューとなるが、今はそうもいかない。「いかに読んでもらえるか」を考えなければ、誰の目にも止まらないものとなってしまう。

NHK記者の肩書きを失って、いかに今まで組織に守られていたかを実感しています。これからのキャリアを自分ひとりで築かないといけないというのはすごく大変なことだし、恵まれていたことがよくわかりました」

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