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アメリカがイランの核施設に軍事攻撃。自信を深める「核保有核国・北朝鮮」の次の一手

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視察する金総書記
ウラン濃縮関連施設を視察する金総書記(2024年9月)(写真:朝鮮通信=時事)

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トランプ関税、ウクライナ戦争への対応、イランへの空爆。アメリカのトランプ大統領が世界を混乱させている。その言動は第1次政権以上に予測不能だ。本特集ではアメリカと、翻弄される世界の現在地を読み解く。

米国によるイランの核施設に対する軍事攻撃。同じように核開発を進める北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記は、今後、どのような対応を取るだろうか。

米国のイラン攻撃の報に接し、金氏はどんな感慨を持ったか。おそらくは安堵感である。つまり、「イランは核兵器を完成させていなかったから攻撃された。やはり核を保有していてよかった」との思いである。結果として、核兵器への執着を一層強めたとも考えられる。

対米交渉再開の可能性

しかしまったく別の見方も考えられる。米国のイラン攻撃によって、金氏が対米交渉の再開を真剣に検討する可能性である。

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