東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

残念すぎる社長の「トラブルから逃げ出す」醜態 「現場でうまくやっておけ」で社員の心が離れる

6分で読める
  • 小柳 はじめ Augmentation Bridge(AB社)代表、元電通「労働環境改革本部」室長
2/4 PAGES
3/4 PAGES

社内だけで完結する業務ならば、効率化すれば時短できる。しかし、「調整」が本質である広告会社である以上、社内で完結する業務などほとんどないわけです。

現場にトップの「覚悟」を見せる

経営者は、時短を進めることで生じるトラブルを、すべて引き受ける必要があります。現場任せにせず、自ら交渉の矢面に立たなければならない、ということです。

それは、社員のみなさんにトップの覚悟を見ていただくためでもあります。

経営者のあなたにとって、「そこまではやらない」という理由を挙げるのはカンタンでしょう。しかし、これまでのようにまた逃げるのであれば、コンサルタントからシステムを買い、教わった「改善策」をいくら講じたところで、ムダになることは目に見えています。

時短に限らず、どのような改革を行うにせよ、現場からはネガティブな反応が返ってきます

「ハンコをなくそう」という改革を行おうとすれば、

「ハンコをやめたいと申し上げたら、お得意先のAさんが怒ったのですが、どうするんですか?」

このような声がかならずあがってくる。

このとき、社員はハンコ廃止に反対しているのではありません。あなたが「言っているだけ」ではないことを早めに確認したいのです。うっかり真に受けて、あとでハシゴを外されたら目も当てられないからです。

だからこそ、あなたが「そこは、おまえらがうまくやれ」と逃げ口上をキメたら、そこで改革はおしまいです。

4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象