経済について論じることが多い『財新週刊』だが、1月15日号の社説では中国サッカー協会の汚職を糾弾している。腐敗の構造は中国社会全体に共通しており、事はスポーツ界にとどまらないという問題意識が感じられる。
中国サッカー界の汚職は想像以上に深刻だ。1月に中国中央テレビで放送された反汚職特集番組では中国サッカー協会の幹部や代表チーム監督の汚職事件が扱われた。
これまでの大型汚職事件と比べると額は少ないが、サッカーは中国で注目度が高いだけに、国民の怒りは大きい。汚職の根本的な原因は、制度や体制の改革が不十分であることだ。汚職と徹底的に闘い、市場化を核心としてサッカー改革を深化させ、中国サッカー協会の完全な脱行政化を推し進める必要がある。
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