中国経済の回復に不可欠な「民間経済の活力」 行き過ぎた経済活動規制の反省を生かすべきだ

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中国のビル群
中国は一部の国にはビザ免除など対外開放の兆しを見せつつある(写真はイメージ)(写真:PIXTA)
中国経済の低迷が続いている。『財新週刊』12月18日号の社説はコロナ禍で横行した過剰な経済活動規制を反省し、民間企業の活力を最大化すべきだと訴える。

2023年12月に共産党中央政治局会議と中央経済工作会議(訳注:年に1度、翌年の経済運営方針を議論する党の会議)が相次いで開催された。会議では「期待、成長、雇用の安定に資する政策をより多く導入するという原則を堅持する」と強調された。

中国経済は厳しい課題に直面している。中央経済工作会議はこの難局を「有効需要が不足し、一部産業で生産能力が過剰となっている。期待の低迷、隠れたリスクの存在、外部環境の複雑さ・厳しさ・不確実性が増大している」と総括した。会議では「問題への効果的な対応と解決策」が求められた。

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