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社員の意識の低さを嘆く「残念な経営者」への直言 まず「会社が社員に強いているムダ」をなくそう

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  • 小柳 はじめ Augmentation Bridge(AB社)代表、元電通「労働環境改革本部」室長
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そういう社員たちを、あなたたち経営者はこんなふうに評しますよね。

「彼らは、とにかく変化を恐れ、惰性を好む。われわれと違って経営マインドが足りないからだ」

残念な経営者ほど「社員の意識不足」を嘆く

あたりまえではありませんか。経営マインドにあふれていたら、他人の「雇われ人」は務まりません。仮におとなしく務めてくれたとして、経営者のあなたからは「頼もしい」と認められるかもしれませんが、直属の上長や同僚たちにとっては迷惑以外の何ものでもなく、すぐに居場所がなくなります。

社員のみなさんは、急に「時短」を求めだした経営陣に対して、いっせいに同じことを感じるはずです。

「時短? ムダ? よく言うよ」「どの口が言ってる?」

とくにあなたがサラリーマン経営者で、社員からの内部昇格である場合は、「昔の自分を棚に上げて、まぁ、よく言うよ」のひとことに尽きます。

また、あなたがオーナー経営者であれば、「いままでずーっと事業のことはわれわれに『丸投げ』してきて、現場の実務を何ひとつ知らないくせに、『ムダを列挙しろ、撲滅しろ』とは何ごとだ」ということです。

そんなわけなので、あなたたち経営陣が必死に時短を呼びかけようと、社員のみなさんがとる態度は、

「面従腹背」

その一択です。

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【現場は経営陣を信用していない】

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