
メールに句読点を打たない若者たち
今の若者からスマホで来るメールは、ふつう句読点が打たれておらず、受け取った年配者は違和感を覚えることが多いのではないでしょうか。
言ってみれば、中高年の人々は「ガラケー・メール派」とでも呼べる世代で、メールの文面には、あたかも書類や手紙を書くように「、」や「。」をきちんと打ちながら綴る習慣がついています。
できるだけ短くした中にも自分の意図が正しく伝わるよう工夫して。
一方、現代の若者は「LINEネイティブ」であり、そこでは彼ら独特の書き方を実行してきた経緯があります。
すなわち、句読点を使用しない文です。
じつは、この一見「垂れ流し」とも見える文でも、むやみに「チャン」や「クン」などのカタカナを使わない――など、一定の了解事項が込められていることを、旧い大人たちは、ほとんど気づいてもいません。
なかでも「。」は要注意。
たとえば、若い部下が、休みの希望やその他の業務上のあれやこれやで、「~してもいいですか」と許可を求めてきたようなとき、「了解しました。」と「。」を打ったらどうなるか。
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