最近は、なかなか聞かなくなった言葉も多いかもしれません。
よく聞くお母さんの言い回し・例&意味②
●盆と正月が一緒に来たよう……すごく忙しい様子。また、楽しいことやうれしいことが重なること
●何(なん)や彼(か)や……いろいろと。さまざまに。あれやこれや
●午前様……深夜の午前0時を過ぎてから遅い帰宅をすること。主に外で長いこと飲んで帰ってきた場合にいう
●ほっつき歩く……目的もなく、あちこち歩き回る
●聞こえよがし……悪口や皮肉などを、わざと当人に聞こえるように言うさま
●お里が知れる……しゃべる言葉や立ち居振る舞いなどで、その人の素性や育った環境がわかる。下品な行為の人は育ちが悪いことがわかる
●頭でっかち……体に不釣り合いに頭が大きい、というたとえで、理屈ばかりを言って、まるで実行が伴わないさま
●御託(ごたく)を並べる……くどくどと自分勝手な言い分を並べ立てる
●ああ言えばこう言う……人の言うことに対して、いちいちつまらない理屈を並べて素直に聞こうとしないさま
●死んで花実が咲くものか……どんなつらいことがあるにせよ、死んでしまっては何にもならない。それは愚かすぎる。生きていればこそ幸せや成功をつかむ可能性もあるのだから
●亀の甲より年の功……年をとり積み重ねてきた経験は貴いものだ、の意。「コウ」の音が同じなので「亀の甲より」と付けて、覚えやすくしている
●茶々を入れる……真面目に話しているそばから、冷やかしたり何か冗談めかしたことを言って、話を邪魔する
●目の黒いうち……生きている間は。存命中は。「目の玉の黒いうち」とも
★仏の顔も三度……いくら慈悲深く温和な人でも、繰り返しひどいことをされたり嫌な目に遭えば、しまいには怒るよ、という意。「仏の顔も三度撫づれば腹立つ」の略
★四の五の言う……あれこれ、何のかんのと文句を言う
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