一つは、マーケット急変動のリスクだ。野村ホールディングスのグローバル・マーケッツ・ヘッド、スティーブン・アシュレー氏は5月に開催された投資家向け説明会後の記者会見で「昨年10月に米国債市場が大きく荒れたような事象はより頻繁になってくる」と警戒感を示した。
2010年5月に起きた、数分間で株価が急に暴落する「フラッシュ・クラッシュ」が一例だ。昨年1年間だけでも、エマージング市場の急落(1~2月)や昨年10月の米国債急落など、市場がまったく想定していないマーケットの急な変化が起きている。
中国やギリシャ、米利上げなどにリスク
市場関係者が今年のリスクとして挙げる筆頭は、中国経済の変調である。ギリシャ債務問題は債務償還期限である6月末までほとんど時間が残されていないというのにいまだ交渉決着の出口が見えない。そして、今年後半とされる米国・連邦準備制度理事会による利上げをきっかけに、グローバルなマネーフローが急変しかねない。この先、投資家のセンチメントが急変する材料には事欠かない。
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