その後、全国各地へ直営・フランチャイズの双方で店舗網を拡大し、1月31日時点で店舗数は343店舗を展開します。
びっくりドンキーを運営するアレフの河村征人さん(営業企画室)によると、一番人気はチーズバーグディッシュで、不動の地位を築いているとのこと。2位以降は時期によって変動があるものの、やはりディッシュメニューは安定した人気を誇り、びっくりドンキーを訪れる人の6割以上は注文しているそうです。
ハンバーグに対するこだわりにも並々ならぬものがあります。肉の温度を日々チェックしながらより良い提供方法を模索したり、仕入れ先とのやり取りを改善したり。公にはしていない裏で、愚直にブラッシュアップを続けていると河村さんは話します。
ハンバーグの枠を保ちながら、従来はリーチしきれていなかった客層の開拓にも熱心に取り組んでいます。例えば、2020年4月に発売した「いろどりセット」はその一つ。ハンバーグに彩り豊かな野菜を添え、みそ汁とソフトクリームも楽しめるセットメニューとして人気を博し、全体のうち5~6%の人が注文しているそうです。
ビアパブ併設の醸造所を1995年にオープン
そんなびっくりドンキーが自社醸造のビールを提供開始したのは、今から四半世紀さかのぼり1999年のこと。4月に直営店で、7月にはフランチャイズ店で「ドンキーオーガニックビール」を発売しました。
もともとびっくりドンキーを運営するアレフでは、1995年に北海道・小樽で「小樽ビール」ブランドとしてビアパブ併設の醸造所をオープン。醸造所の設計・運営に当たっては、ビールの本場ともいえるドイツで5代も続く醸造所の名門から、ビール作りに関する難関国家資格「ブラウエンジニア」を保有する醸造技術者を迎え入れました。
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