9月30日 キリン「晴れ風」絶好調、王道ビールと真っ向勝負
10月2日 サントリーは悲願の「定番ビール」を生み出せるか
10月3日 ヱビスとプレモル、悩めるプレミアムビールの苦闘
10月4日 発泡酒と新ジャンル合流、生き残り懸けたバトル
10月7日 2割が「ビール」と間違えた!ノンアルビールの秘密
今、ビールが売れている。「新ビール大好評」「ビールでこの価格」「35年目 ここまでおいしくなりました」――。都内スーパーのビール売り場には、カラフルな販促物や宣伝文句とともに、商品が所狭しと並ぶ。夏が終わりにさしかかる中、各社はビールの売り込みに力を入れる。
現在、ビールと新ジャンル(第3のビール)の代表的なコンビニ店頭価格は、ビールが224円、新ジャンルが184円で価格差は40円。2019年の81円から大幅に縮まった(国税庁調べ)。「どうせ飲むなら少し高くてもよいものを」と、ビールに手を伸ばす消費者が増えているのだ。
新ジャンルの出荷数量は昨年に前期比15%減少し、今年1~8月も前年同期比23%減と減少傾向が続く。しかし、ビールは2023年に7%増、今年1~8月も同じく7%増と伸ばしている。
酒税改正を機にビール類が「地殻変動」
市場が動いた背景には酒税改正がある。2020年に始まった改正で、ビールは2026年まで段階的に減税となる一方、新ジャンルや発泡酒は増税となり、最終的に税率は一本化される。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら