確実に安くはなっている。サントリー「ザ・プレミアム・モルツ」(以下プレモル)、サッポロビール「ヱビス」といった、高価格帯のプレミアムビールの価格だ。それでも、各社は苦しい状況が続いている。
2020年から2026年まで段階的に実施されている減税で、発泡酒や新ジャンルとビールの価格差は縮まり、ビールの消費は拡大を続けている。メリットを享受するのは、標準的な価格帯のスタンダードビールだけでなく、高価格帯のプレミアムビールも同じだ。
実際、減税はこれらの商品の店頭価格にも反映されており、以前よりも安価に高付加価値のビールが飲めるようになっている。
減税のうまみはスタンダードビールが享受
例えば、プレミアムビールのシェアトップであるプレモルのコンビニ実勢価格は、2023年10月の減税前は税込271円程度だったが、減税以降は税込265円程度(東洋経済調べ)と安くなった。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
この記事の特集
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら