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ヱビスとプレモル、悩めるプレミアムビールの苦闘 減税後も市場は低迷、どう巻き返しを図るのか

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ヱビスとザ・プレミアム・モルツは対照的な悩みを抱えている。(写真:サッポロビール、サントリー ザ・プレミアム・モルツは2023年のリニューアル時の写真)

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確実に安くはなっている。サントリー「ザ・プレミアム・モルツ」(以下プレモル)、サッポロビール「ヱビス」といった、高価格帯のプレミアムビールの価格だ。それでも、各社は苦しい状況が続いている。

2020年から2026年まで段階的に実施されている減税で、発泡酒や新ジャンルとビールの価格差は縮まり、ビールの消費は拡大を続けている。メリットを享受するのは、標準的な価格帯のスタンダードビールだけでなく、高価格帯のプレミアムビールも同じだ。

実際、減税はこれらの商品の店頭価格にも反映されており、以前よりも安価に高付加価値のビールが飲めるようになっている。

減税のうまみはスタンダードビールが享受

例えば、プレミアムビールのシェアトップであるプレモルのコンビニ実勢価格は、2023年10月の減税前は税込271円程度だったが、減税以降は税込265円程度(東洋経済調べ)と安くなった。

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