東京オートサロン、国内メーカー注目モデル総括 コンセプトモデルから市販予定車まで一挙紹介

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車体色には、光と影が織りなす静寂の銀世界から着想を得たツヤ消しホワイトの「HAKUGIN(白銀)」とブラックをマッチング。ブルーのアクセントカラーも入れることで、BEVのクリーンさとスポーティさを演出する。なお、この特別仕様車は100台限定で、価格(税込み)は1180万円。全国のレクサス店で、2024年2月19日まで抽選申し込みを受け付け中だ。

ニスモが提案するアリアのカスタムモデル

ニスモの手によってカスタマイズされた「アリア ニスモ」
ニスモの手によってカスタマイズされた「アリア ニスモ」(筆者撮影)

一方、日産は、クロスオーバータイプのBEV「アリア」のカスタマイズ仕様「アリア ニスモ」を発表した。ニスモとは、モータースポーツで培った技術などを投入したハイパフォーマンスパーツや、コンプリートカーなどを手掛ける日産のスポーツブランドのこと。昔からのモータースポーツ愛好家などには、おなじみのネーミングだ。

EV系ニスモのフラッグシップモデルとなるのが今回発表されたアリア ニスモだ。ベースモデルは、独自の4輪制御技術を投入したイーフォース(e-4ORCE)仕様車で、最高出力を約10%アップさせたほか、専用の加速チューニングも実施。アリアの動力性能をさらに引き上げ、気持ちのよい加速を実現するという。また、専用のニスモ・ドライビングモードも採用。レスポンスを最大化し、EVならではの加速力をフルに発揮するためのチューニングが施されている。

アリア ニスモのフロントフェイス
アリア ニスモのフロントフェイス(筆者撮影)

足まわりには、専用タイヤと軽量かつ高剛性な20インチアルミホイールを装着。シャシーを構成する各部品にも、専用のモディファイを施すことで、高い安定性と軽快な走りを実現する。ラインナップには、バッテリー総電力量が91kWhのB9と、66kWhのB6を用意。価格などは未公表で、2024年春の発売を予定している。

番外編:トヨタ・ガズーレーシング「モリゾウの愛車」

トヨタ・ガズーレーシングのメインステージに並べられたモリゾウの愛車たち
トヨタ・ガズーレーシングのメインステージに並べられたモリゾウの愛車たち(筆者撮影)

最後は番外編。今回のトヨタ・ガズーレーシングでは、メインステージに意外な車両を並べていた。それは、モリゾウこと、トヨタの代表取締役会長である豊田章男氏の愛車6台だ。ちなみに、モリゾウとは、豊田氏がレース参戦時などで使うドライバーネームのこと。トヨタの経営者である前に、「一人のクルマ好き」として語る場合などにも、よく使われる愛称だ。

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