ホンダ「インテグラ」復活が日本で話題になる訳

16年ぶりの復活、なぜアキュラブランドなのか

8月12日(現地時間)、アメリカで開催されたモントレーカーウィークにて、アキュラブランドで新型インテグラ導入を発表。Jon Ikeda副社長兼アキュラブランドオフィサーは「インテグラが帰ってきました」とインテグラの復活を宣言した(写真:本田技研工業)

アメリカで、ホンダ「インテグラ」が2022年に復活すると発表があった。「運転の楽しさという精神とDNAとともに、アキュラの販売車種として戻ってくる」とある。

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ただし、日本での発表はまだなく、国内市場への導入があるかどうかも不明だ。それでも、自動車媒体を中心にインテグラ復活の報道が国内でもあった。クルマ好きにとって、気になる話題というわけだ。ホンダファンはもちろん、30代以上のスポーツカー好きにとってはうれしい話題だろう。

日本では、2006年にインテグラの生産が終了し、以後15年を経ている。そのため、インテグラと聞いてもピンとこない読者もいるだろう。そこで今回は、インテグラというクルマがなぜ注目されているのか、その歴史やアメリカでの人気について紹介したい。

クイントからはじまったインテグラの歴史

1985年に登場した初代インテグラ。初代モデルは、「クイント・インテグラ」という名称だった(本田技研工業)

歴史を振り返れば、インテグラは1985年に「クイント・インテグラ」として誕生した。「クイント」は、さらに5年前の1980年に誕生している。しかし、クイントは初代のみで終わり、モデルチェンジの際にクイント・インテグラとなった。

クイントは、当時ベルノと名付けられた販売店系列で売られた車種で、ベルノ店は「プレリュード」の誕生とともに展開をはじめたように、従来からの「シビック」や「アコード」といった伝統的なホンダ車とは別に、スペシャリティカー的な付加価値を持つ車種を扱う店として特徴づけられた。

1980年に登場した初代クイント(写真:本田技研工業)

初代クイントも、シビックとアコードの中間的な存在でありながら、5ドアハッチバックで、外観も今でいうクロスオーバー的な、ハッチバック車とステーションワゴン車の中間的な、実用上の合理性を持ちながら格好も独特といった付加価値があった。プレリュードとは別の視点であるが、他と違う特別な車種という意味でスペシャリティカーといえた。

そのクイントのモデルチェンジに際し、プレリュードのような格好よさを全面的に出しながら、プレリュードがトランクのあるハードトップであったのに対し、ハッチバックのクーペという違いを備え、クイント・インテグラは生まれた。以後、小型でありながら上級志向でスポーティーなハッチバック車としてのインテグラへ発展していくのである。

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