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ホンダ「インテグラ」復活が日本で話題になる訳 16年ぶりの復活、なぜアキュラブランドなのか

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1991年にデビューしたインテグラ・タイプR(写真:ホンダ技研工業)

その思いがあるからこそ、インテグラ復活の情報に耳をそばだてるのである。しかし日本市場では、4ドアセダンはもとより、2ドアクーペのようなクルマは販売に苦しんでいる。

2001年モデルのインテグラiS(写真:本田技研工業)

一方でアメリカでは、クーペやハードトップの人気が根強くある。たとえば、フォード「マスタング」やシボレー「カマロ」がなお存続する。それらは、スポーツカーやGTカーほどの超高性能車ではなく、乗用車のエンジンや部品を活用しながら姿は格好よく、運転も楽しめる車種だ。ミニバンやSUV、かつてのステーションワゴンのような実用性は二の次である。

アメリカは、ニューヨークなど一部の都市を除くと、移動するにはクルマが不可欠だ。しかも、暮らしの安全上も徒歩や路線バスなどを利用するより、クルマのほうが身を守りやすい。そこで、1人乗りするクルマの需要が高い。手頃な価格で手に入れられるクーペやハードトップは、ちょうどよい選択肢となる。

根強いホンダファンに支えられるアキュラブランド

2004年モデルのインテグラ・タイプS(写真:本田技研工業)

クルマの買い方でも、国内におけるトヨタ車購入の例にされるように、「カローラ」の次は「コロナ」、その次は「マークⅡ」で、いつかは「クラウン」という発想はなく、ホンダ車でいえば、シビックとアコードに乗る顧客層は基本的に異なる。シビックを選ぶ人はずっとシビックに乗り、もしほかの選択肢を考えるなら、インテグラに憧れるという実態がある。理由は、暮らし方にある種の階層があるためだ。

アメリカでは国内からは姿を消したクーペが継続的にシビックにあった。近年では、4ドアセダンがクーペ的な姿となったが、1人で乗るクーペとしてシビックは手頃で格好よく、アメリカ人にとってうってつけなのだ。そういう消費者が憧れるとしたら、自然にインテグラに行き着く。

2021年8月18日、ニューヨークで初公開された日産の新型「Z」(写真:日産自動車)

そういう国で、インテグラは復活を遂げた。ほかに日産「フェアレディZ」もアメリカでまず公開された。振り返れば、マツダの「ロードスター」もアメリカから導入された。1人で運転を楽しめる身近なクーペやスポーツカーをアメリカ人は心から愛し続けているからだ。

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