90年代スポーツカーが価格急騰でも狙い目な訳 懐かしのネオクラシックに乗る最後のチャンス

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1989〜1994年に販売された、第2世代GT-R(R32型)。美しいシルエットと、高い走行性能を誇り、今でも高い人気を誇るネオクラシックの代表格だ(写真:日産自動車)

新型コロナによる影響は、我々自動車メディアに携わる者にも無関係ではなく、新車発表のスケジュール変更や大規模なカーショーの中止、出版物の発行延期、果ては日常的な取材方法に至るまで、これまでとは一変してしまった。ところがその一方で、このコロナ禍においてもこれまでと変わらず、あるいはこれまで以上に堅調さをみせているジャンルがあるのも事実なのだ。そのひとつが自動車の販売だ。

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2020年の自動車販売実績を振り返ってみると、新車販売台数は登録車(小型乗用車と普通乗用車の合算)、軽自動車、輸入車のすべてが全年割れとなる厳しい結果となっている。中古車についても2020年3~5月までは低迷したものの、通年としては国産車が前年比ー0.1%とほぼ横ばい、輸入車は逆に3.5%増という状況だ。

この背景にあるといわれているのが緊急事態宣言による自車通勤や地方移住者の増加による低価格な“足グルマ”需要の高まりだ。

スポーツカー、その中でも絶版車の価値が急騰!

それとは別にもうひとつ自動車市場で注目すべきムーブメントとなっているのが、趣味性の高い車種の異常ともいえるほどの人気の高まり。こちらは主に富裕層の消費行動変化によるもので、海外旅行やアウトドアスポーツができなくなって余ったお金が自動車購入に向けられていると考えられている。実際、全体としては不振となった新車のなかでも「ポルシェ」や「フェラーリ」などリセールバリューの高い高級輸入スーパースポーツの販売台数は増加。そのほかにも転売益が見込める投資対象として注目されているのが、国内外に根強いファンを持つ“絶版車”と呼ばれる生産終了となった国産中古車なのだ。

基本的に自動車の価値は新車のときが頂点で、中古車は車齢(製造されてからの年数)が増すほど、走行距離が延びているものほど販売価格は低下していき、最後は廃車となり、場合によっては引き取り費用を支払って解体処分してもらうこととなる。ところがそんな中古車価格の基本原理を一変させてしまう要素が“人気”だ。当然ながら中古車はどんなに人気があっても売り手側の都合で新たに製造することはできないので、市場に流通している台数よりも欲しい人が多くなれば争奪戦となり、価格はどんどん上昇することになるわけだ。

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