これに加えて、PowerBeats 2 Wirelessは、スポーツシーンだけではない快適な機能が備わっている。
写真では耳型に湾曲してみえるイヤーフックは、まっすぐに伸ばすことができる。一度延ばして、自分の耳の位置や形に合わせて曲げ直すことで、よりしっかりとフィットすることができるのだ。
筆者も、自分の耳に合うように調整してジョギングをしてみたが、しっかりとしたフィット感と、左右のイヤーパッドを結ぶ紐も軽く、走るごとに音を立てることはない。しっかりと耳に装着している感覚はあるが、手に取ってみたときと同じように軽快感を感じることができた。
また、しっかりと装着できると言うことは、音質にも関わってくる。Beatsらしいしっかりとした中低音を奏でる2つのドライバーは、エクササイズの時にモチベーションを高めるビートをどこでも耳に届けてくれるのだ。
Apple Watchに最適なワイヤレスヘッドホン
PowerBeats 2 Wirelessは、フル充電で6時間の再生が可能だ。
問題は、6時間分を充電するまでに90分を要すること。ジョギングに行こうと思い立ったときにバッテリーが切れていると、音楽なしで走ってこなければならなくなってしまう。それでも良いと言う人の方が多いかもしれないが、音楽とともに走りたい、というせっかくの楽しみが半減してしまう体験をした人も少なくないだろう。
そんなときのために、このヘッドホンは、15分の充電で1時間分の再生が可能な急速充電の機能も備えている。走りに行く15分前に充電を始めても十分に音楽を聴きながらのジョギングが楽しめるのだ。
とはいえ、6時間という数字は少し短いと感じるかも知れない。例えば、同じBeatsのBluetoothヘッドフォンであるSolo2 Wirelessは、12時間の再生が可能で、通勤通学で使う場合、充電の頻度はせいぜい3日に1回で済む。
これに比べると、やや頼りないのは事実だ。前述の高速充電機能も考え合わせると、エクササイズ用途に特化して活用するのがふさわしいのかも知れない。
ペアリングすると便利なのが、Apple Watchだ。Apple Watchには、最大で2GBまでの音楽を、プレイリスト単位で同期することができる。これを聴くには、Apple WatchとBluetoothヘッドフォンをペアリングさせれば良い。すると、iPhoneがなくても、Apple Watchからワイヤレスで音楽を楽しむ事ができるようになるのだ。
つまり、iPhoneを持ち運ばなくても、Apple WatchとPowerBeats 2 Wirelessという軽装で、音楽を楽しみながらのエクササイズに出かけられる。iPhoneから離れて、音楽とジョギングに没頭する、生活の中の貴重な時間を演出してくれる製品として、楽しむ事ができるだろう。
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