有料会員限定

脱エンジン目標を掲げるホンダの"あの手この手" 2040年までに新車販売をすべてEVとFCVに

✎ 1〜 ✎ 13 ✎ 14 ✎ 15 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小
GMとは連携領域を拡大してきたが、中小型EVの開発は中止に(写真:ホンダ)

ホンダにとって米中はグローバル販売の6割以上を握る主力市場で、2つの市場における戦略の成否がホンダの命運を左右する。

ホンダも反撃に向けてEVのラインナップ拡充に動く。北米では、GMと共同開発したEVを25年にホンダブランドと高級ブランド・アキュラからそれぞれ1車種ずつ投入する。中国では合弁の広汽ホンダ、東風ホンダから計3車種を販売。国内では、自社初の量産EV「ホンダe」の生産を24年1月に終える一方で、軽自動車や小型SUV(スポーツ用多目的車)などを順次発売する計画だ。

ようやく復調の4輪事業

長らく収益性の低さが課題だった4輪事業は体質改善のメドが立ちつつある。24年3月期上期の営業利益は3013億円と前年同期比5倍近く伸びた。生産能力の縮小や4輪事業の組織再編、プラットフォームを共通化する「ホンダアーキテクチャー」の浸透といった、ここ数年取り組んできた構造改革が実を結び始めている。

青山真二副社長は「体質改革を進める部分は予定どおり」と評価する。

関連記事
トピックボードAD