「頭がいい人」の頭の中を再現! ChatGPT活用法 「ChatGPTは使えない」と言う人の盲点とは

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最後の段階、レベル3では、メール構築の戦略的な側面から全体を考える。

文書を作るツールから関係構築のツールへ

このレベルになると、単なる文書作成を超え、全体的なコミュニケーション戦略の構築にChatGPTを活用する。

ここでは、より複雑な目標達成や長期的な関係構築の観点からメールを作成することが目指される。

あなたからの、ChatGPTに対する依頼文はこうだ。

9/11のABC Summitで名刺交換した潜在顧客D社の経営幹部、佐々木様、礼状とともに事業提携に関するディスカッションを行うためのアポイントメントメールを作成してください。大枠で伝えるべきことは以下です。
・自社はAIで有名なベンチャー企業で、ナレッジマネジメントが得意
・ナレッジマネジメントについてニーズがあるとイベント中に聞いた
・ついては、打ち合わせをお願いしたい。
ここで目的は、魅力を感じてもらってアポを成立させることだとして、何を考えたらよいのか戦略指針を考えてください。

これに対するChatGPTからの回答は次のようなものだった。

佐々木様へのアポイントメントメールを作成する際の戦略指針は以下のように考えると良いでしょう。
関連性の強調: 9/11のABC Summitでの名刺交換という具体的な出会いの場を明記することで、佐々木様との関係を強調します。
共感と関心の示し方: 佐々木様がナレッジマネジメントに関心を持っていることに触れ、そのニーズに対する共感を示します。これにより、佐々木様の関心を引き、信頼を構築します。
自社の強みの提示: 自社がAI分野で有名なベンチャー企業であり、ナレッジマネジメントに長けていることを簡潔に伝えます。具体的な事例や成果を挙げることで、信頼性と興味を高めます。
提案の具体性: 打ち合わせの提案では、ただ会いたいと言うだけでなく、何を話し合いたいのか(ナレッジマネジメントに関する提携の可能性など)を具体的に述べます。
利益の提示: どのようにして自社のサービスがD社に利益をもたらすかを簡潔に示します。これにより、佐々木様がアポイントメントに価値を見出すことが期待できます。
柔軟なスケジュールの提供: 打ち合わせの日時に関しては、佐々木様の都合を尊重する姿勢を示し、いくつかの候補日を提案します。
礼儀正しい締めくくり: メールの最後には、佐々木様の忙しいスケジュールの中で時間を割いてもらえることへの感謝を表し、返信を楽しみにしている旨を伝えます。
(太字は編集部による)

このように、ChatGPTの活用は単純なテキスト生成から、戦略的なコミュニケーションの計画まで多様なレベルで可能である。

次ページより高いレベルでChatGPTを使いこなすには
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