「頭がいい人」の頭の中を再現! ChatGPT活用法 「ChatGPTは使えない」と言う人の盲点とは

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読者のみなさんには、各レベルにおけるChatGPTに対する質問の違いと、回答の違いを比較していただきたい。各レベルで、質問の趣旨が異なっていることに気づいていただけるだろうか。

意図を言語化する能力を磨こう

ChatGPTの活用において最も重要な点は、「意図」を明確に言語化することにある。メールを書く目的や、それを支える自分なりの哲学や価値観を明確にすることが、AIを効果的に活用するカギとなる。

これは、単にテキストを生成するだけではなく、ChatGPTがその背景にある目的や意図を理解し、それに基づいて行動するための基盤を築くことを意味する。

言うまでもなく、「意図」の明確化はビジネスシーンはもちろんのこと、プライベートでも、さまざまな目標設定や思考の整理などに役立つ。

あなたの意図は何か、それをどう言語化するか。この違いが、ChatGPTからの回答の違いにつながる。

ChatGPTは与えられた情報を基に動作するため、より具体的で個人的な情報が含まれるほど、出力される内容は「あなたらしさ」を反映したものになる。

さらに、ChatGPTとの対話を通じて、自分の意図や目的について深く考え、それを言語化するプロセスは、自己理解を深める機会にもなる。私たちはしばしば、自分の本当の目的や動機を完全には理解していないことがあるからだ。

ChatGPTとの対話は、これらを明確にする手助けをしてくれる。そうすることで、予期しない洞察や新たなアイデアが生まれる可能性がある。

ワーキングメモリの限界を知り、それを補うようなChatGPTの使い方ができるかどうか。そこに、ビジネスパーソンとしての死活がかかわってくるとも言えるだろう。

ChatGPTを高いレベルで使いこなすには、意図の言語化を習慣づけることが効果的となる。

堀田 創 Hajime Institute/株式会社シナモン創業者
ほった はじめ / Hajime Hotta

AI研究者・認知科学研究者。AI関連研究で博士号取得後、連続起業家として活躍。シリウステクノロジーズ(ヤフーにより買収)のChief Scientistを務め、ネイキッドテクノロジー(ミクシィにより買収)の創業・売却後、Cinnamon AIおよびNexus FrontierTechを設立。技術に立脚したビジネスをゼロから立ち上げ、成長・拡大・売却へと導いてきた実績を持つ。現在は、最先端のAI研究と認知科学の橋渡し役として、企業が「認知的AI」を通じてビジネス価値を最大化できるよう支援している。著書に『マネジメントの原点――協働するチームを作るためのたった1つの原則』(東洋経済新報社)、『チームが自然に生まれ変わる――「らしさ」を極めるリーダーシップ』『ダブルハーベスト――勝ち続ける仕組みをつくるAI時代の戦略デザイン』(ともに共著、ダイヤモンド社)がある。

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