日本人「英語の残念発音」も致し方ない明快な理由 日本語と英語では舌の使い方に大きな違いがある
それが、本稿で提案する「カタカナ発音法」。そのまま読むだけで、ネイティブに近い発音で、カッコよく話せるようになります。そのうちに自信がついて、モチベーションがどんどん上がり、もっと勉強したいと思うようになります。
じつはこのカタカナ表記には「法則」があります。そのためのキーワードは「ネイティブはすぐに端折る」。
日本語と英語の発音は根本的に違うため、そもそもなかなかネイティブの発音が習得しづらいのですが、もうひとつ困るのが、「どこからどこまでが1つの単語なのかがわかりづらい」こと。全部つながって聞こえてしまいます。
これはアメリカ人やカナダ人のネイティブは実は舌足らずで、話すときにかなり「端折る」からなのです。
そこで、「端折り」や「つながり」を逆手にとり、それをカタカナにすることで「まるでネイティブ」な音になるメソッドを考えました。
一瞬、え? と思うカタカナ表記もたくさんありますが、これは教材の音声などのゆっくり、はっきりと話す英語と、ネイティブ同士が話すスピードの英語とで、聞こえ方がまったく違うからなのです。
通常のネイティブ同士の会話を、カタカナで表記しましたので、読むだけでネイティブの耳にはスッと入るはず。カタカナ表記はネイティブ発音の習得を手助けする、言わば道案内役です。
今日から使える「カタカナ発音法」の法則5選
カタカナ表記を読むにあたっては、「端折り方」や「つなげ方」にいくつかの法則があります。共通の「発音ルール(法則)」の代表例をここで紹介しましょう。
発音ルール①「d」「t」の前後に母音(y含む)がくる場合、「ラ」行で発音する。
【例】getting 「ゲッティング」ではなく、「ゲリン」
【例】study English 「スタディ イングリッシュ」ではなく、「スタリ イングリッシュ」
発音ルール②語尾が「k」「t」「g」「d」、または「k」「t」「g」「d」のあとに子音がくる場合、サッと消して「ッ」と置き換えることが多い。
【例】hot 「ホット」ではなく、「ハッ」
【例】take it 「テイクイット」ではなく、「テイキッ」
【例】touch it 「タッチイット」ではなく、「タチッ」
発音ルール③語尾が「tion」または「sion」の場合、「シュン」「チュン」または「ジュン」と発音する。
【例】solution 「ソリューション」ではなく、「ソルーシュン」
【例】station 「ステイション」ではなく、「ステイシュン」
発音ルール④「tr」は「チュ」と発音する。
【例】train 「トレイン」ではなく、「チュエイン」
【例】travel 「トラベル」ではなく、「チュアーヴォ―」
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