日本人「英語の残念発音」も致し方ない明快な理由 日本語と英語では舌の使い方に大きな違いがある
実は日本人が英語の発音が苦手な最も大きな理由は、日本語と英語では、舌の使い方に顕著な違いがあるから。日本語では舌をあまり動かさず、くちびるの形と口の中で音を形成することが一般的です。
これに対して、英語では舌を積極的に使ってさまざまな音を作り出します。舌を使うので代表的なのが「r」「l」や「th」の発音です。これらは日本語にない発音で正確に発音することが難しいとされています。
また、日本語は子音と母音の組み合わせが比較的単純で、音の変化が少ない傾向があります。しかし、英語は豊富な子音と母音があり、これを正確に発音するには独特の舌の動きや口の形が求められます。これらの音の違いをきちんと理解し、表現することが容易ではないため、多くの日本人は英語の発音に苦労するのです。
発音を上手にするには「音を端折る」!
では日本人が発音をよりネイティブの発音に近づけるためには何をすればよいのか、という話ですが、それはまず舌の柔軟性を養うことが大事です。舌を使いながらの発音練習や英語の特有の音を繰り返し発声することで、舌の動きに慣れて正確な発音を身に付けることができます。
ほかには、ネイティブスピーカーの発音を積極的に真似することも効果的です。映画や音声教材を利用して、ネイティブの発音に耳を慣らし、口に出して練習することで、自然な英語のリズムやアクセントを身に付けることができます。
さらに、専門的な発音トレーニングを取り入れることで自分の弱点などを改善することができます。
このような取り組みをすると、おそらく発音が上達し、よりネイティブに近い英語になることでしょう。
しかし!
そこに到達するまでには相当な労力と時間が必要とされます。ほとんどの人はおそらく理想の発音にたどり着くまでに挫折してしまうはず。発音に自信がもてないので、文法の知識や語彙が多少あってもいつまでたっても実際のネイティブと会話をするのは難しいと思ってしまいます。
より速くそして苦労せずネイティブの発音に近い発音で英会話ができるようになる方法はないのか?ということですよね。実はあります。
それは「形から」入ること。
たとえば、スポーツを始めるとき、道具やウェアをプロっぽいものでそろえたら、なんとなく気分が上がり、うまくなったような気がしますよね。やる気も出てきます。
あるいは、大事なミーティングの日にとっておきのスーツでビシッと決めたり、ヘアサロンでキレイになったりすると、急に「デキル人」になった気分になりませんか?
英会話もそれと同じ。まずは「ネイティブっぽく聞こえる=形から入ること」が重要なのです。
いつかカッコよく英語が話せるようになることを夢見ながら単語や文法を一生懸命覚えるのではなく、最初にやるべきは、「え? 今の発音、ネイティブっぽい!」とまわりから驚かれるような、カッコいい発音で英語を話せるようになることです。ネイティブっぽい発音が自分の口から出てくることで、自信が持てるようになります。
「ネイティブっぽく話せるなら、苦労しないよ……」なんて声が聞こえてきそうです。それが、誰でもカンタンにできてしまうのです。あの「わかりにくいんだよなぁ」と悪名高い(?)発音記号もいっさい使いません。
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