心臓がドキドキしたり、筋肉がこわばったり、汗をかいたり、めまいがしたり――。そういう自分の状態を、環境に危険があるしるしだと思いがちですが、こうした身体の反応は別のとらえ方もでき、実は、ワクワクしているときも同じ状態になります。
不安を否定したら、状況は悪化する一方
もし、友だちが交際中の彼女にサプライズでプロポーズするのを目の当たりにしたら、いとこがアカデミー賞にノミネートされたら、あるいは自分の好きなサッカー・チームが試合終了直前にゴールを決めてライバルを破ったら、やっぱり心臓はドキドキするでしょう。心臓がドキドキして汗をかき始めても、不安だからではなく、「ワクワクしているのだ」と思いましょう。
最後に、事態が改善することなく、かえって不安が悪化したときの対処法があります。ここでは「やってはいけないこと4つ」を紹介しておきます。
やってはいけないNG① 不安だからあきらめる
「上級コースをとる資格はあるのに、そのことを考えると落ち着かなくなるので、とるのをやめておく」などと考えないでください。代わりに、「前にもやったことがあるじゃないか。私にとっては難しい面があったのは確かだけれど、やり遂げられた。私ならまたできる」と自分が過去にうまくできたことを振り返りましょう。
やってはいけないNG② 不安を暴走させる
私たちの思考はいとも簡単に暴走します。たとえば「このテストが悲惨な結果に終わって、単位を落として、医者には絶対なれない」というのは明らかに不安の暴走です。その代わりに、その状況を他人に起こっていることとして考え、より合理的な評価をするようにしましょう。
やってはいけないNG③ 不安を否定する
「不安になるな、不安になるな」と、くり返し自分に言い聞かせるのはやめましょう。また、「こんなことで不安になるのは落ちこぼれだけだ」などと考えるのもやめましょう。
やってはいけないNG④ 「自己流」に頼る
自己流治療はやめましょう。お酒や薬を利用すれば一時的に不安を和らげられるかもしれませんが、医薬品に頼るときは医師の指示に従いましょう。
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