"アナウンサー×いかめし社長"今井麻椰の二刀流 現実とのギャップに苦しんだ先で見つけたもの

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この二刀流は決して楽ではないだろうということは容易に想像はついたけれど、やらずに諦めるのは嫌で。

やってみてダメだったら辞めればいいや。そのくらいの気持ちでやってみることにしました。

いかめしの売り上げのメインは催事での実演販売。でも社長に就任した直後はコロナ禍真っただ中で催事はできない。まさに「ゼロ」からのスタートでした。

しかも、売り上げだけでなく経営スキルもゼロ。

表に出ていかめしを作って販売したり宣伝したりすることはできるけれど、財務的なことに関しては素人。何も分からないし、何一つ判断できない。

でもメディアに映る自分は、バリバリ二刀流で社長業をこなしている敏腕経営者。

これじゃ経営者ではなく広告塔だ……っていう葛藤がありました。

(写真:Womantype編集部)

「私には向いていないかもしれない」

周囲にも私が経営者としてメディアに露出することを快く思わない人は少なくなかったし、私自身も外から見られる自分と現実のギャップがすごく苦しかった。

また、駅弁業界も水産業界も男社会。かつ高齢の方が多いので、見た目が派手な若い女性というだけで偏見を持たれることも多く、ここでも全然相手にされない。

「私には向いていないかもしれない」

メディアから取材の依頼が来る度に、メディアに映る自分と現実のギャップに苦しくなり、食事も喉を通らなくなってしまい、夜も眠れなくなり、心身ともにバランスを崩し続けていました。

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