"アナウンサー×いかめし社長"今井麻椰の二刀流 現実とのギャップに苦しんだ先で見つけたもの
自由にやりたいことにチャレンジし、平凡ではないキャリアを歩んでいる人を見ると、「自分とは違う世界の人だな」「うらやましいけれど、自分には無理だな」と一歩引いた気持ちになることもあるだろう。
アナウンサーと両立して「いかめし阿部商店」三代目社長も担う今井麻椰さんはまさに、そういった「非凡」のイメージを持たれることが多い女性だ。
「アナウンサーと社長の二刀流」
メディアでそんなキラキラした取り上げられ方をする一方で、経営のイロハも分からず何もできない自分に「私はただの広告塔にすぎない……」と思い悩んだという今井さん。
世間の目に映る自分と現実のギャップに苦しみながらも、今井さんがアナウンサー業と社長業のどちらも諦めずに、自分らしい未来を見つけるまでのストーリーを聞いた。
「将来の夢は“いかめし三代目”」
北海道の人気駅弁「いかめし」を販売する「いかめし阿部商店」のひとり娘として生まれ、幼い頃からいかめしとともに育ちました。
よく「私のきょうだいはいかめしだ」なんて言っているんですが、私にとっていかめしは家族同然で、近くにあるのが当たり前の存在。いかめしから離れるなんて考えたこともありませんでした。
小学校の卒業アルバムにも「将来の夢は“いかめし三代目”」と書いていたくらい。