「糖尿病で失明」知るとゾッとする合併症の正体 世界的眼科医が「薬物治療主体」に異論唱える訳
早めの手術で治せる! 糖質制限食も取り入れて
日本の失明原因の第2位が糖尿病性網膜症です。
最近の統計では症状の軽い人も入れると、日本人総人口1億2000万人の6分の1にあたる2000万人が糖尿病だそうです。飽食の近年、糖尿病患者数はとくに増加してきています。ですから現代病とも、国民病とも言えます。
糖尿病は遺伝素因が関係しますが、遺伝に加えて、過大な糖質摂取による「糖化」が糖尿病発現の原因です。
簡単に言えば、ご飯やパン、麺の食べすぎですね。また、トウモロコシからつくった甘味料である「異性化糖」「ブドウ糖果糖液糖」なども多くの甘い飲み物や食べ物に含まれています。人工的につくった果糖ですので、砂糖よりはるかに血糖値を上げやすく糖尿病が悪化します。子ども時代にこの異性化糖という甘味料に慣れてしまうと、依存性ができて、悪い食習慣から抜けられなくなり、早くから糖尿病になります。
糖尿病の患者さんは、糖化で白内障になりやすいだけでなく、「血管系の閉塞や出血」が起きやすくなります。それが「糖尿病性網膜症」の姿です。
糖尿病の名前の由来であるものの、「尿に糖が出る現象」は大した問題ではありません。「糖尿病とは血管病」です。高血糖状態からインシュリン薬投与で、血糖値が急に下がるような、血糖値の急激な上下によって、血管が詰まったり、血管が破れて出血したりします。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら