忘年会太りに!「スクワット」の効果的なやり方 スクワットを1分間することのデメリットとは

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実は、最初の質問の答えは、「①30秒スクワットをする」です。

なぜ、スクワットは30秒だけやったほうが効果的と言えるのか、その答えをお伝えする前に、なぜ、1分間ではダメなのか。その理由からお話ししましょう。

スクワットを1分間することのデメリットは、大きく2つあります。

1分間以上のスクワットはデメリットしかない

まず、キツいので続かない、つまり挫折しやすいということです。スクワットをやったことがある方ならわかると思いますが、立ったところから腰を落としていく最中に、脚がプルプルと震えたりしますよね。それだけ筋肉には強い負荷がかかっているという証拠で、つまり、キツいということです。キツいと、「今日は疲れているから……」などと言い訳をして、やらない日が増えていきます。

そして、2つ目のデメリットは、ひざや腰を痛めやすい、ということです。

一般的なスクワットのやり方は簡単なようで、やってみると意外に難しいもの。インターネットなどで紹介されているスクワットのやり方を見ると「両足を肩幅より少し広めに開き、つま先とひざの方向を同じにして、背すじを伸ばしたまま太ももと床が平行になるまで腰を落とす」とあります。

これをそのとおりに再現することは実はなかなか難しい……。

なかでも難しいのは、腰を落とすときの姿勢でしょう。背すじを伸ばしたまま安定して腰を落としていくのにはけっこう筋力が必要で、ふだん運動をしていない方や高齢者は背中が丸まり猫背になったり、バランスをくずしたりしてしまいがちです。

この傾向は、キツいと感じるほどに強くなります。先ほどやっていただいた1分間のスクワットは、キツいですよね。すると途中からフォームがおかしくなり、うまくできないと腰やひざを痛めたり、転倒したりしてしまう危険性があるのです。

ですから、スクワットをするなら、30秒だけ。ちょっとキツいけど、正しいフォームで最後までできる。それくらいが、挫折せずに続けられます。続けられる、ということは効果が得られる、ということでもあります。もちろん、体を痛めるリスクも減ります。

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