「会社の収入だけで不安なく暮らせるなら、自分も副業なんかしないよ……」
飯塚賢也さん(28歳・仮名)は漫画雑誌のデザイナーとして働く男性。正社員の仕事に加え、友人のバイオリニストからパンフレット等の制作を請け負うことになった。「やり甲斐は非常に大きく、とても感謝している」一方で、「膨大な事務連絡」「無償の修正作業」「口頭での連絡」「支払いの遅延」……など、副業ならでは?のさまざまな問題点も起きているという(記事はこちら)。
副業で想定外だったこと
――副業仕事において、一番想定外だったのは何でしたか?
飯塚:進行管理もしなくちゃいけない、ということです。
たとえば印刷会社にここまでに出すには、ここまでに修正完了しなくてはいけない、だとすればここまでにリマインドしなくてはいけない、といった進行管理を僕がやっているんです。でも相手は忙しい方なので、なかなか想定通りにいかない。でも安く、と言われているので印刷会社のコストを抑えるためには早期入稿しなくてはいけない。
会社だと、デザイナーとは別に進行管理役の方がいる。でもそういう会社にいたことのない方は、進行管理が大変な仕事だとわからないですよね。そのあたりまで配慮しなくてはいけないのは、想定外でした。とにかく連絡の量にしろ進行管理にしろ、デザインの副業をするには、デザイン以外の仕事が大変だということがよくわかりました。


















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