"何度も会いたい"思われる人の「会話が続く」コツ つまらない話も「超面白くする」話し方の構造

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では、具体的にどのような構造なのでしょうか。

そこには4つの要素があります。

面白い話を作る「4つの要素」

1.「話し出し(枕詞)」

どのような話なのかタイトルを伝える。「〇〇の話ですが」などが望ましい。

「注意ポイント」:「面白い話がありまして……」はやめる。無駄にハードルが上がってしまう

2.「ディテール(フリ)」

共通認識を作る。誰かの話であれば、どういう人物なのかを伝える。

「真面目すぎる人」「ガサツな人」など、共通認識をあらかじめ決めておく。

「注意ポイント」:共通認識がブレてしまうような無駄な話は省く。

3.「オチ」

共通認識と真逆のことを伝える。

例えば、「真面目すぎる」→「不真面目」などがわかりやすく望ましい。

「注意ポイント」:突拍子もないオチを言わない。

ビジネスシーンでは、突拍子もないオチは面白かったとしても理解されないことが多い。

4.「2回目のオチ」

オチが「理解されない」や「スベったとき」のために、もう一度オチを用意しておく。

「不真面目」→「さらに不真面目」など、もう1つ重ねる。

もしくは、「不真面目」→「意外と悪い人ではない」などの笑いを狙っていないようなフォローに回ることでスベっていないように装う。

「注意ポイント」:「さらに不真面目」の方向へ攻めていくと不適切な発言になってしまう可能性があるため注意が必要。

ビジネスシーンということもあり、お勧めは「スベっていないかのような」フォローが良い。

スベらない話をするトーク番組で有名なお笑い芸人さんの話を構造化したもの
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