「ジャケット見え」する上着やカジュアルジャケットについては、襟がないクルーネックTシャツやニットに合わせれば、安っぽく見える心配もありません。見え方のクオリティーを左右するポイントは、ジャケットとインナーやパンツのドレス感を合わせることだからです。
とはいえ大抵の方は、色合わせの重要性については理解を示しますが、「ドレス感を揃える」という意味合いについてはイメージしづらいことでしょう。
ドレス感とは、そのアイテムが発するフォーマル具合を表すもの。同じように見えるジャケットであっても、質感や型紙によってドレス感は変わります。そして紳士服量販の店舗においてもドレス感について商品タグに明記されていないからこそ、われわれユーザー側が賢く見ていく必要があるのです。
たとえばカジュアル要素が強いジャケットには、ワイシャツではなく、襟がないカットソーやニットを合わせたオフィスカジュアルに仕上げれば好印象ですし、AMFステッチがあるジャストサイズのジャケットならば、ワイシャツやネクタイを合わせてみてください。
ドレス感を見分ける「3つの手がかり」
AMFステッチ以外にも、ジャケットのドレス感を判別するディテールを紹介します。大きく分けて3つのチェックポイントがあるのです。
まずはジャケットのポケットデザイン。パッチポケットのものはカジュアル寄りですし、スーツのような切りポケットならばドレス寄りと言えます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら