いま日本の若者たちに人気のオーストラリアのワーキングホリデー。その中で特に人気の高い職業はバリスタだ。オーストラリアの街には、個人オーナーの個性的なカフェがあちこちにあり、人々の生活に独自のコーヒー文化が溶け込んでいる。『安いニッポンからワーホリ!』を出版した上阪徹氏が、シドニー取材の際に、バリスタとして働くワーホリ実践者にインタビューすることができた。どうすれば、カフェでバリスタとして働けるのかなど、現地で聞いたリアルな情報を紹介します。
人気の職業は〝バリスタ〟
コロナ禍が明け、いち早くオーストラリアにやってきて、ワーホリで就きたかった職業に就いている若者がいた。バリスタとしてシドニーの有名店で働いている古河清史さん(26)だ。
オーストラリアのコーヒー文化は、イタリア移民によるものだと言われている。
エスプレッソ、カフェ、カプチーノといった基本的な飲み物から始まったが、やがて「フラットホワイト」「ロングブラッド」など独自の飲み物が開発され、独自の進化を遂げた。
シドニーの街を歩いたときに感じたが、アメリカ発祥のコーヒーチェーンはほとんど見かけなかった。
ところが、個人オーナーのカフェはあちこちにある。個性的なカフェが街を彩り、人々の生活に独自のコーヒー文化が溶け込んでいるのが、オーストラリアなのだ。
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