なぜ世界の開発現場では「失敗」を重視するのか 生産性低い日本人が知らない「Fail Fast」の価値
つまり、世の中のどこにも情報が落ちていないような問題解決に取り組むことが評価されるのだ。
誰かが失敗したところで「あいつはダメだ」とネガティブに言っている人は見たことがない。だから、より難しいことへのチャレンジがすごく気楽にできるのだ。
社内のイベントのハッカソンでもその主導者が「今日はたくさん失敗しよう!」と掛け声をかけていたのが印象的だった。
まずはやってみる「Fail Fast」の精神
むしろチャレンジしないほうが、会社の将来のリスクを高める。だから成功しようがしまいが、まずはやってみて、早くフィードバックを得て、早く間違いを修正していく――Fail Fastの精神だ。
この考えはアジャイルやDevOpsなどすべてのモダンな開発手法に共通する思想だ。人間は間違う生き物だということを出発点にしている。
「リスクや失敗」を恐れる体質は、生産性の面で劇的な低下をもたらしてしまう。失敗したくないと、ともかく慎重になってしまうからだ。
時間をかけたからといって失敗をゼロにできるわけでもないし、時間をかけている間にライバルはどんどん次に進んでしまうのに。
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